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花粉症が自然治癒するケースも確認されている

花粉症は一度かかってしまうと治らないものと考えている人は多いです。しかし、実際には花粉症が自然治癒するケースも研究によって確認されています。

自然治癒で治った人の確率は、ある研究調査によると花粉症にかかっている住民1,500人あまりからサンプルをとったところ全体のうちおよそ2%くらいに自然治癒が認められました。ただ、このデータだけであれば治癒率はごく低いため自然治癒するのはあまり期待できませんが、それでも治癒率は0ではないという研究データがあるためまったく自然に治らないわけではないです。

中には、花粉アレルギーではなく風邪だったというケースもあります。風邪と花粉アレルギーは一見すると似ていますので、一概に花粉症が疑われるからといって必ずしもその通りとは限りません。風邪であれば、長くても1週間くらいもすれば治ることが多いです。

では、どうして花粉症にかかったとしても中には自然治癒するケースが確認されているのかというと、まず花粉症を引き起こすメカニズムは人間の身体に備わった免疫力の強さが発揮された結果として起こります。

花粉が鼻の中に最初に侵入すると、それを排除しようとする免疫反応によって鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの症状を生じ、これを花粉症と呼んでいます。こうした症状により、花粉などの異物を外に出そうとします。

花粉症になる主原因は、抗原抗体反応によるものです。これをもう少し具体的に書くと、空気中を浮遊しているスギ・ヒノキ・イネなどといった花粉などのアレルゲンと呼ばれる抗原が鼻粘膜に付着すると、体内に抗体が作られることでマスト細胞という名の細胞とくっつきます。

そこから再びアレルゲンが入ってくると、マスト細胞からヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が放出されて、ヒスタミン受容体と結合します。それによって、アレルギー反応を起こし鼻水やくしゃみなどが出やすくなるという仕組みです。

ところが、高齢者に近づくと免疫力が徐々に低下することで花粉が侵入したとしてもこうした免疫反応が少量であれば出なくなることがあります。そうなると、花粉症になっても偶然の要素も大きいとはいえ症状がでなくなることがあるため、それが自然治癒のような状態にみられるというわけです。

ただ、花粉の飛散量が多かったり、花粉が飛び交う時期・体調・高齢者になることなどの様々な要素によってまた花粉アレルギーを偶然引き起こす可能性はあります。花粉を防ぐには、体調管理をしっかりとしたうえで花粉の飛び交う時期・飛散量などを把握しておいて対処することで、アレルギーを引き起こさなくても済むようになるかもしれません。